「ホームページを作ったのに、問い合わせがまったく増えない」「リニューアルしてみたけれど、以前とそれほど変わらない」。愛媛県内の中小企業や個人事業主の方から、こうしたお悩みをよく伺います。
せっかく時間とお金をかけて作ったホームページが「名刺代わり」で終わってしまうのは、とてももったいないことです。今回は、問い合わせが来ないときに考えたい原因の切り分け方と、改善の第一歩について整理します。
「作っただけ」で成果が出ない3つのパターン
ホームページから問い合わせが来ない原因は、大きく3つの段階に分けて考えることができます。
1. そもそも見られていない(アクセスがない)

どれだけ丁寧に作り込んだホームページでも、検索結果に表示されなかったり、SNSやチラシからの導線がなかったりすると、そもそも見に来てもらえません。「公開したら自然にアクセスが増える」というのは残念ながら誤解で、多くの場合は検索エンジンに見つけてもらうための工夫(SEO)や、既存のお客様・SNSからの流入経路づくりが別途必要です。
2. 見られているが離脱されている(内容・デザインの問題)

アクセス自体はあっても、ページを開いた瞬間に「自分には関係なさそう」「何をしている会社か分からない」と感じられてしまうと、数秒で離脱されてしまいます。特に、業界の専門用語ばかりが並んでいたり、誰に向けたサービスなのかが曖昧だったりすると、せっかく来てくれた人を逃してしまいます。
3. 見た人が行動できていない(導線・CTAの問題)

内容に興味を持ってもらえても、「どこから問い合わせればいいか分からない」「電話番号やフォームがすぐに見つからない」状態では、行動にはつながりません。問い合わせボタンの位置や文言、フォームの入力項目数なども、成果を左右する重要な要素です。
こんなケースで考えてみる(架空の例)
たとえば、地域で工務店を営むA社の場合を考えてみましょう。ホームページを開設して1年、アクセス自体は月に数百件あるのに、問い合わせは月に1件あるかないか、という状態だったとします。アクセス解析を確認したところ、多くの訪問者がトップページを見た直後に離脱していることが分かりました。実際にサイトを見てみると、施工事例や価格帯といった、依頼を検討する人が最も知りたい情報がどこにも見当たらず、会社の理念ばかりが長く書かれていました。
このケースでは、「見られているのに離脱されている」段階に問題があったことになります。訪問者が本当に知りたい情報を、分かりやすい場所に配置し直すだけでも、状況が変わる可能性があります。このように、原因を正しく特定できれば、必ずしも大掛かりな作り直しをしなくても改善できることは少なくありません。
原因を切り分けるための3つのチェックポイント
改善に取り組む前に、まずは自社のホームページがどの段階でつまずいているのかを確認してみましょう。
アクセス解析を見ているか
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入し、月にどのくらいの人が訪れているかを把握できているでしょうか。「そもそも見られていない」のか「見られているのに反応がない」のかで、打つべき対策はまったく異なります。
どこで離脱しているか
トップページで離脱が多いのか、サービス紹介ページで離脱が多いのか。ページごとの滞在時間や離脱率を見ることで、どこに改善の余地があるかが見えてきます。
問い合わせへの導線は分かりやすいか
スマートフォンでサイトを開いたとき、迷わず問い合わせや電話につながるでしょうか。実際に自分がお客様の立場になって操作してみることも、大きな気づきにつながります。
よくある改善ポイント
原因を切り分けたうえで、多くの中小企業のホームページに共通する改善ポイントを挙げます。
誰に、何を届けたいかを整理する 「どんな人の、どんな悩みを解決するサービスなのか」が明確でないホームページは、誰の心にも刺さりません。まずはターゲットとなるお客様像と、伝えたい強みを言葉にして整理することが出発点になります。
SEO・コンテンツの見直し 検索されそうなキーワードを意識したページ構成や、お客様の疑問に答えるコラム記事の追加は、中長期的にアクセスを増やす有効な手段です。一度作って終わりではなく、継続的に育てていく視点が大切です。
問い合わせフォームの導線改善 入力項目を減らす、ボタンの色や配置を見直す、電話番号をタップしてすぐかけられるようにするなど、小さな改善の積み重ねが問い合わせ数に直結します。
よくある質問
Q. アクセス解析を導入していません。何から始めればいいですか?
まずはGoogleアナリティクスなど無料で使えるツールを導入し、月間のアクセス数と、どのページがよく見られているかを把握することから始めましょう。数値を見る習慣がつくと、感覚ではなく事実に基づいて改善点を判断できるようになります。導入自体は難しい作業ではありませんが、その後の見方や活かし方に不安がある場合は、外部のサポートを受けるのも一つの方法です。
Q. 問い合わせが少ないのは、デザインが古いせいでしょうか?
デザインの印象も一因にはなりますが、それだけが原因とは限りません。むしろ「誰に向けたサイトか分からない」「問い合わせ先が見つけにくい」といった、構成や導線の問題であることの方が多くあります。見た目を新しくする前に、まずは原因の切り分けから始めることをおすすめします。
Q. 改善に取り組むと、どのくらいで結果が出ますか?
問い合わせフォームの改善など、比較的すぐに反映できる施策であれば数週間で変化が見え始めることもあります。一方で、SEOやコンテンツの見直しといった中長期的な施策は、効果が出るまで数ヶ月単位の時間がかかるのが一般的です。短期施策と中長期施策を組み合わせて進めていく視点を持つとよいでしょう。
一人で抱え込まず、伴走してくれる相手を持つという選択
ここまで原因と改善のポイントを整理してきましたが、「どこに問題があるのか、自分たちだけでは判断がつかない」というのが正直なところではないでしょうか。日々の業務で忙しい中、アクセス解析を見る時間や、継続的にコンテンツを見直す余裕を持つのは簡単ではありません。
いよ結(Iyo-Yui)では、愛媛県新居浜市・西条市を中心に、地域の中小企業・個人事業主の皆さまと一緒に、ホームページの現状整理から改善の実行まで伴走支援を行っています。「何が原因か分からない」という段階からのご相談も歓迎していますので、思い当たる節がある方は、お気軽に無料相談をご利用ください。

